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椅子がギシギシ鳴る原因と対処法・直し方【ネジ・接合部の確認】

家具トラブル
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アパレル歴20年。その内6年間、リサイクルショップでファッションをメインで担当しつつ、「家具・家電」の担当を兼任。買取から修理・クリーニング・販売業務を現場で学びました。

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「椅子に座るたび、ギシギシ音がして気になる…」

「ネジを締めれば直るのか、どこを確認すればよいのか分からない…」

「このまま使い続けても大丈夫なのか不安…」

このような悩みはありませんか?

椅子(イス)のギシギシ音は、ネジの緩みだけでなく、接合部の摩擦や脚部のガタつき、可動部分の劣化など、さまざまな場所から発生します。

音が鳴っている場所を確認せず、手当たり次第にネジを締めたり潤滑剤を使ったりすると、改善しないだけでなく部品を傷めることもあるため注意が必要

そこで本記事では、まず「椅子がギシギシ鳴る主な原因」を切り分けながら、「自宅で確認できる直し方」から「修理・買い替えを判断する目安」まで順番に解説します。

本記事で分かること
  • 椅子がギシギシ鳴る主な原因
  • 音が出ている場所を確認する方法
  • ネジやボルトを締め直すときの注意点
  • 接合部や可動部分を確認する手順
  • 潤滑剤を使ってよい場所・避けたい場所
  • 修理や買い替えを検討する目安

椅子がギシギシ鳴る主な原因

椅子に座りながらギシギシ音の原因を気にして、座面や背もたれの違和感を確認している若い女性

椅子の異音は、座ったときや体を動かしたときに負荷がかかる部分から発生しやすくなります。

まずは、考えられる原因を一覧で確認してみましょう。

番号原因起こりやすい状態注意度
ネジ・ボルトが緩んでいる座る、立つ、体を動かすと音が鳴る
接合部がこすれている体重移動に合わせてギシギシ鳴る
背もたれや座面の可動部が摩耗しているもたれる、角度を変えると鳴る
脚部やキャスターにガタつきがある椅子を動かす、向きを変えると鳴る
木材や樹脂部品が劣化・変形しているネジを締めても音が消えない

原因①:ネジ・ボルトが緩んでいる

椅子を長く使用していると、「座る・立つ・体を動かす動作」による振動で、固定部分にわずかな緩みが生じることがあります。

音が出やすい場所

  • 座面と脚部の固定部分
  • 背もたれの取り付け部分
  • 肘掛けの固定部分
  • 木製椅子の座面下
  • フレーム同士を固定するボルト

気づきやすい症状

症状考えられる状態
座る瞬間だけ鳴る座面周辺の固定部分
体を左右に動かすと鳴るフレームや脚部の固定部分
背もたれに寄りかかると鳴る背もたれの取り付け部分
肘掛けに体重をかけると鳴る肘掛けのネジ・接合部分

緩みが見えなくても音が出ることがある

ネジが完全に外れていなくても、部品同士がわずかに動く程度の緩みで異音が発生する場合があります。

筆者
筆者

買取で椅子を確認する際も、見た目だけでは判断せず、実際に座って前後左右へ軽く体重を移動させながら、固定部分のガタつきを確認していました。

原因②:接合部がこすれている

ネジが緩んでいなくても、フレームや木材などの接合部分がわずかに動くことで、ギシギシ音が発生することがあります。

接合部で起こりやすい状態

  • 木材同士がこすれている
  • 金属部品同士が接触している
  • 金属と樹脂の境目が動いている
  • 接着部分にわずかな隙間がある
  • 組み立て部分に負荷が集中している

「座ったときだけ鳴る」のが特徴

椅子に荷重がかかると、普段は動かない接合部分がわずかに変形したり、こすれたりすることがあります。

確認しやすいパターン

  • 空の状態では鳴らない
  • 座ると音が出る
  • 体重を左右に移すと音の位置が変わる
  • 特定の姿勢だけで鳴る
筆者
筆者

販売前の動作確認でも、無人の状態で揺らすだけでは異音が出ず、実際に座って初めて接合部の音に気づくケースがありました。

原因③:背もたれや座面の可動部が摩耗している

リクライニングや角度調整などの可動機能がある椅子では、動く部分の摩擦や部品の摩耗が異音につながることがあります。

音が鳴る動作を確認する

音が鳴る動作確認したい部分
背もたれに寄りかかるリクライニング周辺
座面を前後に動かすスライド機構
肘掛けを動かす可動式アーム
向きを変える回転部分
角度を固定・解除するロック機構周辺

経年使用で変化しやすい

長期間の使用によって、部品の接触面や樹脂製パーツに摩耗が進むと、以前はなかった音が出始めることがあります。

摩耗を疑いやすい状態

  • 使用年数とともに音が大きくなった
  • 特定の動作だけで毎回鳴る
  • 可動部分に引っ掛かりがある
  • 動かしたときの感触が以前と違う

原因④:脚部やキャスターにガタつきがある

椅子を動かしたときや座る位置を変えたときに音が出る場合は、座面だけでなく脚部も確認する必要があります。

音の発生場所を切り分ける

  • 脚と座面の接続部分
  • 脚同士の接合部分
  • キャスターの差し込み部分
  • キャスターの車輪
  • 床と脚部の接触部分

ギシギシ音以外の症状にも注意

状態確認したいこと
座ると椅子が傾く脚部の変形
左右に大きく揺れる接合部の緩み
移動すると音が鳴るキャスター周辺
一部の脚だけ浮く脚部や床の状態
ひび割れが見える部品の破損

脚部のガタつきや破損は、単なる異音ではなく安定性にも関わるため、音の大きさだけで判断しないことが大切です。

筆者
筆者

リユース品の確認でも、異音と同時に脚部の大きなガタつきがある場合は、修理できるかだけでなく安全に販売できる状態かまで慎重に判断していました。

原因⑤:木材や樹脂部品が劣化・変形している

ネジを締めてもギシギシ音が続く場合は、固定部分ではなく、椅子を構成する部材そのものが劣化している可能性があります。

素材別に見られる変化

素材起こりやすい変化
木材乾燥、隙間、割れ、接合部の緩み
樹脂ひび割れ、変形、摩耗
金属変形、接合部分のガタつき
クッション内部支持材やフレームの劣化

ネジを締めても改善しないことがある

ネジ穴の広がりや接合部そのものの変形が起きていると、表面上はネジが締まっていても部品を十分に固定できない場合があります。

注意したい状態

  • 大きなひび割れ
  • 接合部分の開き
  • 部品の明らかな変形
  • 座ると大きく沈み込む
  • 急に音が大きくなった

このような症状がある場合は、単純な「音消し」ではなく、椅子全体の状態を確認する必要があります。

椅子のギシギシ音を直すための確認方法

木製の椅子を裏側から確認し、ネジや接合部の緩みを工具でチェックしている若い女性

ギシギシ音が気になるときは、最初から分解したり潤滑剤を吹きかけたりせず、簡単に確認できる項目から進めましょう。

優先度対策まず確認すること難易度
音が出る動作を特定する座る・もたれる・動かすのどれか
ネジ・ボルトを確認する緩みや脱落がないか
接合部と可動部を確認するどこが動いたときに鳴るか低〜中
適切な方法で摩擦を減らす素材と使用箇所
脚部・破損状態を確認する安全に使用できるか

対策①:音が出る動作と場所を特定する

最初に「いつ音が鳴るのか」を再現すると、確認する範囲を絞り込みやすくなります。

①動作を一つずつ試す

次の順番で、無理な力をかけずに確認します。

  1. ゆっくり座る
  2. 前後に軽く体重を移す
  3. 左右に軽く体重を移す
  4. 背もたれに寄りかかる
  5. 椅子の向きを変える
  6. キャスター付きなら少し移動する

②音が鳴る条件を整理する

音が出るタイミング優先して確認する場所
座る瞬間座面下・脚部
左右に動くときフレーム・接合部
もたれるとき背もたれ・可動部
回転するとき回転部分
移動するときキャスター・脚部

③一人で分かりにくい場合

音の位置は、座っている本人には特定しにくいことがあります。

筆者
筆者

可能であれば、家族などに少し離れた位置から音の方向を確認してもらうと切り分けやすくなります。

対策②:ネジ・ボルトを順番に確認する

音が出る場所をある程度絞り込めたら、周辺にあるネジやボルトの緩みを確認します。

確認前の準備

  • 椅子を平らで明るい場所へ移動
  • 必要に応じて取扱説明書を用意
  • ネジの形に合った工具を使用
  • 椅子を倒す場合は床を保護

締め直す順番

  1. 音が出る場所の周辺
  2. 座面下の固定部分
  3. 背もたれの固定部分
  4. 肘掛けの固定部分
  5. 脚部の固定部分

OK/NGの違い

OKNG
ネジに合った工具を使うサイズの合わない工具を使う
少しずつ締め付ける力任せに締める
左右の固定状態も確認する音が鳴る1本だけ強く締める
説明書の指示を確認する構造が分からないまま分解する

ネジは強く締めればよいわけではありません。

締めすぎるとネジ山を傷めたり、樹脂部品や木材を破損させたりする可能性があるため、固定されたところで無理に力を加えないようにしましょう。

筆者
筆者

リユースショップで組み立て家具や椅子を確認するときも、緩みを直す一方で、ネジ穴や周囲の部材に傷みがないかを合わせて確認していました。

対策③:接合部と可動部分を確認する

ネジを確認しても音が残る場合は、音が鳴る動作を繰り返しながら接合部や可動部分を観察します。

接合部のチェックポイント

  • 部品同士に隙間がないか
  • 座ると接合部が大きく動かないか
  • 木材の接着部分が開いていないか
  • 金属部品同士が直接こすれていないか
  • 樹脂部品にひび割れがないか

可動部分のチェックポイント

  • 動かしたときに引っ掛かりがないか
  • 左右で動き方が違わないか
  • 部品が斜めになっていないか
  • 固定位置がずれていないか

無理に分解しない

構造が分からない部分や、バネなどの力がかかっている機構は、利用者が不用意に分解すると元に戻せなくなることがあります。

筆者
筆者

特にリクライニング機構や複雑な座面下のユニットは、取扱説明書で利用者による調整が案内されている範囲にとどめましょう。

対策④:必要な場所だけ摩擦を減らす

ネジの緩みや破損がなく、可動する接触部分から音が出ている場合は、製品の構造によって摩擦への対処を検討します。

まず確認したいこと

  • メーカーが手入れ方法を案内しているか
  • 潤滑が必要な可動部分か
  • 木材・金属・樹脂のどの部分か
  • 布やクッションに付着しないか

潤滑剤を使う前の注意

「ギシギシ鳴るから」と椅子全体へ無差別にスプレーするのは避けましょう。

避けたい使い方

  • 座面や布地の近くへ大量に吹きかける
  • 塗装面へ適合不明の製品を使う
  • ブレーキや固定に関わる部分へ使用する
  • 電動機能付き椅子の電装部分へかける
  • メーカーが禁止している場所へ使用する

直らない場合は原因を見直す

潤滑剤は、緩んだネジや破損した部品を修理するものではありません。

筆者
筆者

音が一時的に小さくなっても、ガタつきや変形が残っている場合は、別の原因が隠れていないか確認しましょう。

対策⑤:脚部の破損や大きなガタつきは使用を中止する

ネジを締め直しても椅子が大きく揺れる場合や、脚部に破損が見つかった場合は、無理に使い続けないことが大切です。

使用を控えたい状態

  • 脚部にひび割れがある
  • フレームが大きく変形している
  • 座面が左右へ大きく揺れる
  • 接合部分が外れかけている
  • ネジを締めても固定できない
  • 座るたびに症状が悪化している

修理を検討しやすいケース

状態判断
ネジや交換可能な部品だけに問題がある修理を検討しやすい
メーカーから部品を入手できる修理を検討しやすい
本体の状態が良い修理する価値がある
高価格帯の椅子修理費用と比較する

買い替えを検討したいケース

  • 脚部やフレームに大きな破損がある
  • 複数の接合部分が劣化している
  • ネジ穴自体が破損して固定できない
  • 交換部品を入手できない
  • 修理費用が新品購入費用に近い
筆者
筆者

単純なネジの緩みであれば調整できますが、フレームや脚部など椅子を支える部分に大きな損傷がある場合は、無理に修理して使用を続けない判断も必要になります。

まとめ:椅子のギシギシ音は鳴る場所を特定してから直そう

椅子のギシギシ音が気にならなくなり、明るい部屋で快適にパソコン作業をしている笑顔の若い女性

最後に、椅子がギシギシ鳴るときの確認ポイントをまとめます。

症状・状況考えられる原因まず確認したいこと
座るとギシギシ鳴るネジ・座面下の接合部緩みやガタつき
左右に体を動かすと鳴るフレーム・接合部音が出る位置
背もたれに寄りかかると鳴る背もたれ・可動部固定部分と動き
椅子を移動すると鳴る脚部・キャスターガタつきや異物
ネジを締めても直らない部品の摩耗・変形ひび割れや接合状態
椅子が大きく揺れる脚部・フレームの破損安全に使用できるか

まずは音が出る動作を一つずつ確認する

椅子のギシギシ音は、すぐにネジの緩みと決めつけず、「座る・体を動かす・もたれる・移動する」のどの動作で鳴るかを確認することが大切です。

筆者
筆者

音の発生場所をある程度絞り込んでから、ネジ、接合部、可動部分、脚部の順に確認すると、必要のない分解や作業を減らせます。

自分で確認できる範囲を超えたら無理をしない

ネジの締め直しや外側からの状態確認は家庭でも行えますが、フレームの破損や大きな変形、複雑な可動機構の不具合まで無理に修理する必要はありません。

特に、椅子が大きく傾く、脚部にひび割れがある、接合部分が外れかけているといった場合は、使用を控えてメーカーや購入店への相談、修理・買い替えを検討しましょう。

まずは椅子にゆっくり座り、「どの動きをした瞬間に、どこから音が鳴るのか」を確認するところから始めてみてください。

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