テレビをつけると映像は普通に映っているのに、なぜか音だけが聞こえない。
そんなときは、テレビが故障したのではないかと心配になりますよね。
特に、次のような悩みはありませんか?
「音量を上げても音が聞こえない…」
「地デジは聞こえるのに動画だけ無音になる…」
「修理に出す前に自分で直せるか知りたい…」
実は、テレビの音が出なくなる原因はさまざまで、設定を見直すだけで改善するケースもあります。

そのため、すぐに故障と判断せず、簡単なところから順番に確認することが大切です。
そこで本記事では、テレビの音が出ないときの確認手順から、症状別の直し方、故障を判断するポイントまで詳しく解説します。
- 音が出ないときの基本確認5項目
- 音声出力設定の見直し方
- 地デジ・BSだけ無音になる原因
- HDMI接続機器の音声トラブル対策
- 動画アプリや外部スピーカーの確認方法
- 安全に再起動するときの注意点
- 修理と買い替えを判断する目安
テレビの音が出ないとき最初に確認したい5項目

まずは、テレビを分解したり設定を初期化したりせず、簡単な操作から試しましょう。
次の5項目で改善すれば、修理を依頼する必要がない場合もあります。
| 番号 | 確認する項目 | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| ① | 音量・消音 | 音量を少し上げて消音を解除 |
| ② | 音声出力先 | 本体スピーカーを選択 |
| ③ | イヤホン・無線接続 | 接続を一時的に解除 |
| ④ | 番組・入力 | 別のチャンネルや入力で比較 |
| ⑤ | 本体の動作 | 取扱説明書に沿って再起動 |
① 音量と消音設定を確認する
最初にリモコンの音量「+」ボタンを押し、画面に表示される音量を確認します。
数字が増えても聞こえない場合は、消音ボタンを一度押して解除できるか試してください。
確認するポイント
- 音量がゼロになっていないか
- 画面に消音マークが出ていないか
- リモコンの操作が反映されているか
リモコンが反応しないときは、本体側の操作ボタンでも確かめられる機種があります。
音量を急に大きくしすぎず、少しずつ調整しましょう。
音量ボタンを押しても反応しない場合は、リモコン側の不具合も確認してみましょう。
② 音声出力先をテレビスピーカーに戻す
音量設定に問題がなければ、音の出力先を確認します。
外部オーディオが選択されていると、映像が正常でも本体スピーカーが鳴らない場合があるためです。
| 設定画面にある項目の例 | 確認内容 |
|---|---|
| スピーカー出力 | 「テレビスピーカー」を選択 |
| 音声出力・オーディオ出力 | 外部機器向け設定になっていないか確認 |
| ヘッドホン出力モード | ヘッドホンのみの出力になっていないか確認 |
設定項目の名称や場所は機種によって異なります。
見つからない場合は、取扱説明書の「音声」「スピーカー」欄を参照してください。
③ イヤホンやBluetooth接続を確認する
イヤホン端子にプラグが挿さっていると、本体スピーカーから音が出なくなるテレビがあります。
また、以前接続した無線イヤホンなどへ音声が送られている可能性も考えられます。
- 有線イヤホンを取り外す
- 無線イヤホンの接続を解除する
- 取り外した後に音量を確認する

中古家電の点検でも、テレビ本体だけを確認する前に、何が接続されているかを確かめることが大切でした。
ただし、イヤホンとスピーカーを同時に鳴らせる機種もあるため、接続しているだけで故障とは判断できません。
Bluetooth機器の接続がうまく切り替わらない場合は、接続トラブルの確認手順も参考にしてください。
④ 別の番組や入力に切り替える
特定の番組だけ聞こえないのか、テレビ全体が無音なのかで、疑う場所は変わります。
地デジ・BS・HDMI入力・内蔵動画アプリなど、利用できる範囲で音の有無を比べてみましょう。
| 比較した結果 | 次に確認する場所 |
|---|---|
| ある番組だけ無音 | 番組側・音声切換 |
| HDMI入力だけ無音 | 接続機器・ケーブル |
| アプリだけ無音 | アプリの動作・音声設定 |
| すべて無音 | 本体設定・再起動・故障の可能性 |

リユース家電の販売前確認でも、ひとつの入力で映像が出るだけでは十分とは考えず、使える入力を分けて点検していました。
ここで見つかった症状に合う対処を、次のセクションで確認してください。
⑤ テレビを安全に再起動する
操作や設定に問題が見つからなければ、一時的な動作不良の可能性があります。
まずはテレビのメニューにある再起動機能や、取扱説明書に記載されたリセット操作を試してください。
電源プラグを抜く前のチェック
- 録画中ではない
- 予約録画の開始時刻が近くない
- ソフトウェア更新中ではない
- 電源コードに傷や異常な発熱がない
電源プラグの抜き差しが案内されている機種では、通常の電源を切ってから説明書に従って操作します。
録画中に抜くと録画データや外付け記録機器に影響するおそれがあるため、急いで引き抜かないようにしましょう。
【症状別】テレビの音だけ出ない原因と直し方

基本確認で改善しないときは、音が出ない場面を絞り込むと原因を探しやすくなります。
ここでは、放送・HDMI・動画アプリ・外部スピーカー・すべての入力という5つの状況に分けて対処します。
| 番号 | 音が出ない状況 | 主に調べる箇所 |
|---|---|---|
| ① | 地デジ・BSの放送だけ | 放送・音声切換・受信機器 |
| ② | HDMI機器だけ | ケーブル・機器側の音声設定 |
| ③ | 動画アプリだけ | アプリ・ソフトウェア |
| ④ | 外部スピーカー使用時だけ | スピーカー・接続方式 |
| ⑤ | すべての入力 | テレビ本体の音声系統 |
① 地デジ・BSだけ音が出ない
動画アプリでは音が出るのにテレビ放送だけ無音なら、まず別のチャンネルでも同じ症状か確認します。
特定の番組だけなら、音声切換や番組側の状況が関係している場合があります。
| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| 1番組だけ無音 | 音声切換・別番組の音声 |
| 放送全体が無音 | テレビの放送音声設定 |
| 外付け受信機経由で無音 | 受信機の音量・消音・接続状態 |
音声切換ボタンがある場合は、意図しない音声が選ばれていないか確かめてください。
外付けチューナーを使っている家庭では、テレビ側だけでなく受信機側の設定も確認する必要があります。
音声だけでなく映像も乱れたり途切れたりする場合は、受信環境やアンテナ周りの確認も必要です。
② HDMI接続の機器だけ音が出ない
ゲーム機やレコーダーなどの映像は映るのに無音なら、テレビ本体ではなく接続機器側の設定を疑います。
HDMIは映像と音声をまとめて伝えるため、ケーブルの接続状態や音声形式の不一致が影響することがあります。
| 順序 | 試したいこと |
|---|---|
| ① | 両方の電源を切り、HDMIケーブルを挿し直す |
| ② | 別のHDMI端子・ケーブルで比較する |
| ③ | 接続機器の音声出力先を確認する |
| ④ | 必要に応じて音声形式を「PCM」に変更する |
PCMはテレビ側で再生できる音声形式を確認するための選択肢で、すべての機器で変更が必要なわけではありません。

中古テレビの動作確認でも、放送が正常だからといってHDMIの音声まで正常とは限らない点を意識していました。
複数の機器を接続して配線が分かりにくい場合は、テレビ裏のケーブルを整理する方法も参考になります。
③ 動画アプリだけ音が出ない
地デジや外部機器で音が聞こえるなら、テレビのスピーカー自体が壊れているとは限りません。
特定の動画アプリだけが無音の場合は、アプリ内の音量や一時的な動作不良を確認します。
試す順番
- 別の動画を再生する
- 動画側の消音設定を解除する
- アプリを終了して起動し直す
- アプリやテレビの更新を確認する
他のアプリでは正常に聞こえる場合、問題がそのアプリに限られている可能性があります。
再インストールやデータ削除はログイン情報などに影響することがあるため、最初から行わず、必要性を確認してから検討しましょう。
④ 外部スピーカー使用時だけ音が出ない
サウンドバーや外付けスピーカーを使っている場合は、テレビ以外にも音量や入力先の設定があります。
テレビ本体では音が聞こえるのに外部機器だけ無音なら、接続方式に合わせて確認すると効率的です。
| 接続方式 | 確認したいこと |
|---|---|
| HDMI ARC・eARC | 対応端子と双方の音声設定 |
| 光デジタル | ケーブルと対応する音声形式 |
| Bluetooth | ペアリング状態と接続先 |
| イヤホン端子など | プラグ・入力モード・音量 |
まずは外部スピーカーの電源、入力モード、音量を確認してください。
ARC・eARCや光デジタルの設定項目は機種によって違うため、両方の取扱説明書を照らし合わせるのが確実です。
Bluetoothスピーカーの音が完全に消えるのではなく、途中で何度も途切れる場合は、こちらの記事で詳しく解説しています。
⑤ すべての入力で音が出ない
どの番組や入力でも音が聞こえない場合は、テレビ本体の設定や音声回路に問題がある可能性が高まります。
ただし、すべて無音という結果だけでスピーカー故障と断定することはできません。
| 確認できたこと | 考えられる方向性 |
|---|---|
| イヤホンでは聞こえる | 本体スピーカー・出力設定 |
| イヤホンでも無音 | 音声処理・設定・内部部品など |
| 音が途切れたり復活したりする | 接続不良・内部不具合など |
対応するイヤホン端子がある場合は、無理のない範囲で比較しても良いでしょう。
設定の確認と安全な再起動でも改善しなければ、次の故障判断に進んでください。
音が出たり出なかったりするだけでなく、ビリビリと音が割れる症状がある場合は、スピーカー側の確認も必要です。
テレビの音が直らない場合の故障判断と修理・買い替え

ここまでの確認で改善しない場合でも、すぐに買い替えを決める必要はありません。
ただし、危険な症状があるときは原因探しを中断し、安全を優先してください。
| 番号 | 判断すること | 確認のポイント |
|---|---|---|
| ① | 故障の可能性 | ほかの入力でも症状が続くか |
| ② | 使用中止の必要性 | 異臭・煙・異常な発熱など |
| ③ | 修理か買い替えか | 保証・見積額・使用年数 |
① 本体スピーカーや内部故障を疑う症状
設定や外部接続の問題を除いても無音が続くときは、スピーカーや内部の音声回路が故障している可能性があります。
音が出たり出なかったりする症状も、継続するなら点検を検討したい状態です。
相談前に控えておきたい情報
- テレビの型番と購入時期
- 音が出なくなった日時
- 音が出ない入力や番組
- 試しても改善しなかった操作
これらが分かると、相談先へ症状を説明しやすくなります。
自己判断で本体カバーを開けたり、内部の配線を触ったりすることは避けてください。
② 使用を中止すべき危険な症状
音が出ないだけなら設定の問題も考えられますが、異臭や煙などを伴う場合は別です。
次の症状が見られるときは、確認作業を続けず、使用を中止してください。
| 危険な症状 | 対応 |
|---|---|
| 焦げたようなにおい・煙 | 電源を切り、安全にプラグを抜く |
| 異常な熱さ・電気が走る感覚 | 触り続けず、使用を中止する |
| 電源コードの損傷・変形 | 通電せず点検を依頼する |
| 異常な破裂音・内部への水の侵入 | 再起動せず修理を相談する |
安全に電源プラグを抜けない場合は、無理に本体やコードへ触れないでください。
特に水濡れや発煙があるときは、専門家への相談を優先しましょう。
テレビ本体ではなくコンセントや電源プラグ周辺から焦げ臭いにおいがする場合は、安全を確保したうえで、こちらの注意点も確認してください。
③ 修理と買い替えを判断するポイント
修理するか買い替えるかは、購入からの年数だけで決めず、保証の有無と見積額を比較することが大切です。
古いテレビでは交換部品の供給状況も関係するため、見積もりを依頼する段階で確認しておくと安心です。
| 判断材料 | 修理を検討しやすい | 買い替えを検討しやすい |
|---|---|---|
| 保証 | 保証対象内 | 保証対象外 |
| 修理費 | 見積額が低い | 同等品の購入費に近い |
| 使用年数 | 比較的新しい | 長年使用している |
| 部品 | 修理部品がある | 部品が確保できない |

リユース家電を扱う立場では、動作確認だけでなく、年式や状態によって販売後も使いやすいかを考えることが重要でした。
買い替える場合も、画面サイズや機能だけでなく、保証内容と設置条件まで比較して選びましょう。
テレビを含む家電の平均使用年数や、買い替えを検討したい故障の前兆については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
まとめ:テレビの音が出ないときは順番に原因を確かめよう

テレビの音が出ないときは、最初から故障と決めつけず、基本設定と症状ごとの違いを整理することが大切です。
無理な操作を避けながら、確認できた結果をもとに次の対応を選びましょう。
| 状況 | 次にとる行動 |
|---|---|
| 突然音が出なくなった | 音量・出力先・接続を確認 |
| 一部の番組や機器だけ無音 | 該当する入力・機器を確認 |
| 全入力で無音が続く | 取扱説明書を確認し点検を相談 |
| 異臭や煙などがある | 使用中止を最優先 |
順番に試せば、不要な初期化や買い替えを避けられる可能性があります。
それでも解決しない場合は、型番と症状を整理して販売店や修理窓口に相談してください。
テレビの音声だけでなく、電源そのものが入らなくなった場合は、別の原因が考えられるため、こちらの記事も参考にしてください。












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