ドライヤーを使っている途中で…
- 「急に止まる」
- 「熱くなると止まってしばらくすると復活する」
- 「電源が落ちる」
この症状、かなり焦りますよね。
乾かし途中で止まると髪が乾かないだけでなく、「壊れた?」「火花や発火は大丈夫?」と不安にもなります。
ただ、ドライヤーが止まる原因は“寿命”だけではありません。
吸気口やフィルターの詰まりで熱がこもり安全装置が働くケース、コード断線、コンセント側の接触不良、延長コードの過負荷、モーター負荷など、原因が複数あります。
まずは安全に切り分けて、直せるものから順に対策するのが近道です。
- ドライヤーが止まるときの原因チェックポイント
- よくある原因一覧と、症状からの切り分け
- 手間が少ない順に試せる改善方法(優先順位つき)
- 再発を防ぐ掃除・使い方の習慣、修理/買い替え判断
まずは「いつ止まるか」「どんな止まり方か」をチェックリストで整理しましょう。
まず確認!ドライヤーが止まる原因チェックリスト
※安全のため、焦げ臭い・煙・異常発熱・パチパチ音がある場合は使用を中止してください。
| 状況 | 起きやすい問題 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 温風で数分後に止まる→冷めると復活 | 過熱保護(サーモ/温度ヒューズ)作動 | 吸気口フィルターのホコリ詰まり、排気が塞がれてないか |
| 風量が弱くなってから止まる | 吸気・内部詰まり/モーター負荷 | フィルター清掃、吸気口が髪やホコリで塞がれてないか |
| コードを動かすと止まる/つく | コード断線(根元が多い) | コード根元の曲げ癖、ぐらつき |
| コンセント周りが熱い | 接触不良/タコ足過負荷 | 別のコンセントで試す、延長コードを外す |
| 冷風でも止まる | 電源系不良/スイッチ不良 | スイッチの引っかかり、別モードで同様か |
| ブレーカーが落ちる | 過負荷/漏電の疑い | 他家電との同時使用、延長コード使用状況 |
| 焦げ臭い・火花が見える | 内部損傷の可能性 | 直ちに使用中止、点検へ |
ここで「冷めると復活」「温風で止まりやすい」なら、まず過熱(詰まり)が本命です。
次は原因を一覧で整理して、対策を選びやすくします。
ドライヤーが止まる主な原因一覧
ドライヤーの途中停止は、主に「熱」「電源」「モーター負荷」に分かれます。
| 原因の種類 | 具体例 | よくある症状 |
|---|---|---|
| 吸気口・フィルター詰まり | ホコリ/髪/綿ぼこり | 温風で停止、風量低下 |
| 過熱保護の作動 | サーモスタット/温度ヒューズ | 熱くなると止まる→冷めると復活 |
| コード断線 | 根元の断線、ねじれ | 動かすと切れる |
| コンセント接触不良 | ゆるい口、熱を持つ | 差し直しで変化 |
| 延長コード・タコ足過負荷 | 許容量超え | 途中停止、ブレーカー落ち |
| モーター劣化・負荷増 | 内部にホコリ、軸摩耗 | 異音→停止、風が弱い |
| スイッチ・基板不良 | 接点摩耗、電子制御不具合 | モードに関係なく不安定 |
次から、原因ごとの特徴と見分け方を詳しく解説します。
原因の詳しい解説
吸気口フィルターの詰まり(最も多い)
ドライヤーは背面(または側面)から空気を吸い、温めて吹き出します。
吸気口がホコリや髪で詰まると、空気が入らず熱が逃げないため、内部温度が急上昇して安全装置が働き、途中で停止します。
- なぜ起こる?
洗面所の綿ぼこり、髪の毛、衣類繊維が吸い込まれる。 - 放置すると
止まる頻度が増え、モーターにも負担がかかって寿命が縮みます。
「フィルター掃除で改善する」ケースが非常に多いです。
過熱保護(サーモスタット)作動:冷めると復活タイプ
「止まる→少し置くとまた動く」は、過熱保護が働いている典型です。
これは安全機能なので、原因は“熱がこもる環境”にあります。
- なりやすい使い方
吸気口を手で塞いでいる、布団やタオルの近くで使う、フィルター未清掃。 - 放置すると
停止が頻繁になり、温度ヒューズが切れると復活しなくなることもあります。
コード断線(動かすと止まる)
コードの根元は曲げが集中しやすく、内部の導線が切れかけます。
「コードを少し動かすと電源が落ちる」「特定の角度でつく」なら要注意です。
- 放置すると
断線が進んで完全に使えなくなるだけでなく、安全面でもおすすめできません。
コンセント・プラグの接触不良(熱を持つのは危険サイン)
プラグがしっかり刺さっていない、コンセントがゆるい、ホコリが溜まっていると、接触が悪く発熱することがあります。
その結果、電源が不安定になって途中で止まることも。
- 放置すると
発熱・焦げの原因になるため、まずここは安全優先で点検します。
延長コード・タコ足で過負荷
ドライヤーは消費電力が大きい家電です。
延長コードやタコ足に繋ぐと、許容量を超えて電圧が落ち、停止やブレーカー落ちにつながることがあります。
- 対策の方向性
できるだけ壁のコンセントに直接挿す。
モーター負荷・劣化(異音→停止)
異音(うなり、キュルキュル)や焦げ臭い風が混ざる場合は、モーターの負荷増や劣化が疑われます。
内部にホコリが溜まって回転が重くなると、停止しやすくなります。
どれからやる?対策の優先順位
全部やらなくてOK。
改善しやすい順に試しましょう。
| 優先度 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | 吸気口フィルターの掃除 | 最短で改善しやすい |
| 高 | 壁コンセントに直挿しで試す | 過負荷・接触不良を切り分け |
| 中 | プラグ/コンセントの発熱チェック | 安全面で重要 |
| 中 | コード断線の兆候確認 | 危険につながるため早めに判断 |
| 低 | 冷風で停止するか確認 | 電源系か熱系かを判定 |
| 最終 | 修理・買い替え検討 | モーター/基板不良の可能性 |
今すぐできる改善方法
※必ず電源を切り、冷ましてから行ってください。
| やること | 手順の目安 | 改善しやすい症状 |
|---|---|---|
| 吸気口フィルター清掃 | 外してホコリ除去、掃除機で吸う | 温風で停止、風量低下 |
| 排気を塞がない | 壁・タオルから離す | 熱くなると止まる |
| 壁コンセントに直挿し | 延長/タコ足を外す | 不安定、ブレーカー |
| プラグ差し直し | 奥まで差す、ホコリ確認 | 途中停止 |
| 別コンセントで試す | 可能なら別系統へ | 接触不良の切り分け |
| コードの曲げ癖を減らす | 根元を無理に折らない | 動かすと止まる |
| しばらく冷ます | 過熱保護作動時 | 冷めると復活 |
補足:分解して内部掃除は危険なので、外から掃除できる範囲に留めるのが安全です。
再発を防ぐ予防習慣
毎回
- 使用後に吸気口のホコリを軽く払う
- コードをきつく巻かない(根元を折らない)
- タオルや壁に排気を当てない
週1
- フィルターのホコリを掃除機で吸う
- コンセント周りのホコリを拭く(乾いた布で)
月1
- プラグの変色・焦げ跡がないか確認
- 風量が落ちていないか、異音が増えていないか確認
習慣化のコツ:「週1フィルター掃除」を洗面所掃除のルーティンに入れると、停止トラブルが激減します。
まとめ
ドライヤーが止まる原因は、まず吸気口フィルター詰まり→過熱保護作動が最も多く、次に延長コード過負荷・コンセント接触不良、そしてコード断線、最後にモーター/基板の不調 が候補です。
改善は、原因を切り分ける → 詰まりを取る → 電源環境を整える → 予防で再発を防ぐこの順で進めるのが最短です。
| 問題点(原因) | 改善策 |
|---|---|
| 温風で止まる→冷めると復活 | フィルター掃除+排気を塞がない |
| 風量が弱い→止まる | 吸気詰まり除去、使用環境見直し |
| コードを動かすと止まる | 断線の可能性→使用中止・修理/交換 |
| コンセントが熱い | 直挿し・別口へ、異常なら使用中止 |
| タコ足で落ちる | 壁コンセント直挿しに変更 |
| 異音・焦げ臭い | モーター負荷→点検・買い替え検討 |
関連して、熱がこもって停止するトラブルは家電全般で共通です。
あわせて 「空気清浄機の臭い・異音の原因」 も読むと、“詰まり→負荷→停止”の考え方が応用できます。



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