空気清浄機をつけたのに「なんだか臭う…」「ブーンと音がうるさい」「カタカタ鳴る」など、逆に不快になることがあります。
寝室やリビングで使うことが多い家電だからこそ、臭い・異音は気になりやすいですよね。
このトラブルは、故障だけが原因ではありません。
フィルターの汚れ・詰まり、内部のカビ、加湿機能(加湿空気清浄機)のタンクやトレーのヌメリ、ファンに異物が当たる、設置が不安定…など、原因は複数あります。
放置すると臭いが部屋に広がったり、音が大きくなったりして、結果的に寿命を縮めることも。
この記事では「原因 → 対策 → 予防 → まとめ」の流れで、まず確認すべきポイントから、今すぐできる改善策、再発を防ぐ習慣まで整理します。
- 臭い・異音の原因を早く絞るチェックポイント
- 症状別(臭いの種類/音の種類)の主な原因一覧
- 手間の少ない順に試せる改善方法
- 臭い・異音を繰り返さない予防習慣と、修理判断の目安
まずは「臭い」と「音」がどんなタイプかを切り分けるところから始めましょう。
まず確認!空気清浄機の臭い・異音 原因チェックリスト
臭い・異音は「発生タイミング」と「種類」で原因がかなり絞れます。
| 状況 | 起きやすい問題 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| つけた瞬間にモワッと臭う | フィルターに臭いが吸着/内部の汚れ | プレフィルター・脱臭フィルターの汚れ、交換時期 |
| 酸っぱい・カビっぽい臭い | 内部カビ/加湿タンクのヌメリ | 加湿トレー・タンク・フィルターの洗浄、乾燥状態 |
| 焦げ臭い・熱っぽい臭い | ホコリ詰まりで発熱/モーター負荷 | 吸気口のホコリ、フィルター目詰まり、排気が弱くないか |
| 「カタカタ」「ガタガタ」 | 設置のぐらつき/パネルの緩み | 床が水平か、本体が壁に当たっていないか |
| 「カラカラ」「コツコツ」 | ファンに異物が当たる | 吸気口付近にゴミ、内部に異物が落ちていないか |
| 「ブーン」が急に大きい | フィルター詰まりで風量UP/負荷 | 自動運転で風量が上がり続けていないか |
| 加湿運転で音・臭いが出る | トレーの汚れ/水垢/水切れ | 水の種類、トレー汚れ、加湿フィルターの状態 |
ここで「フィルター汚れ」「加湿部のヌメリ」「設置のぐらつき」が当てはまれば、対策で改善しやすいです。
次は原因を一覧で整理して、どこを重点的に見ればいいかを明確にします。
空気清浄機の臭い・異音 主な原因一覧
臭いと異音は原因が被ることが多く、特に「詰まり」「湿気」「異物」「振動」が4大要因です。
| 原因の種類 | 具体例 | よくある臭い・異音 |
|---|---|---|
| フィルター汚れ・詰まり | プレフィルター/HEPA/脱臭の汚れ | こもった臭い、ブーン音増大 |
| 内部カビ・雑菌 | 湿気が溜まる、乾燥不足 | カビ臭、酸っぱい臭い |
| 加湿部の汚れ(加湿付き) | タンク/トレーのヌメリ、水垢 | 生臭い、酸っぱい、ゴボゴボ音 |
| ファンの異物・摩耗 | ゴミ混入、羽根の汚れ | カラカラ、コツコツ、擦れ音 |
| 設置・振動 | 床が不安定、壁に接触 | カタカタ、ガタガタ |
| 電気・モーター負荷 | 詰まりで発熱、過熱 | 焦げ臭、うなり音 |
| センサー誤検知 | 風量が上がりっぱなし | ブーン音が止まらない |
ここからは原因ごとに、なぜ起こるのか/放置するとどうなるかを具体的に解説します。
原因の詳しい解説
フィルター汚れ・詰まり(臭い&うるさい“本命”)
空気清浄機は、空気を吸い込みフィルターで捕集します。
フィルターが汚れると、臭い成分が吸着して「運転すると臭う」状態になったり、詰まりで風量を上げようとして「ブーン音」が大きくなったりします。
- なぜ起こる?
ホコリ・花粉・ペット毛・料理臭が蓄積、掃除頻度が少ない。 - 放置すると
風が弱くなる→性能低下、負荷増→音や発熱が増え、寿命を縮めやすいです。
特に「プレフィルター(手前の網)」は見落としがちですが、ここが詰まると全体に影響します。
内部カビ・雑菌(カビ臭・酸っぱい臭い)
湿気が多い部屋、加湿運転の多用、掃除後の乾燥不足が重なると、内部にカビが発生しやすくなります。
臭いが“使用中に強くなる”タイプは要注意です。
- 放置すると
臭いが部屋に広がる、健康面でも不快、加湿部の汚れが悪化しやすいです。
加湿タンク・トレー・加湿フィルターのヌメリ(加湿付きの定番)
加湿機能付きは、水があるぶん雑菌が増えやすい構造です。
タンクやトレーのヌメリ、水垢は臭いの大きな原因になります。
さらに、水の通りが悪いと「ゴボゴボ」「ポコポコ」音が出ることも。
- よくある原因
水を継ぎ足しで使う/タンクを洗わない/フィルターを交換しない。 - 放置すると
生臭さが取れない、加湿量低下、異音増加につながります。
ファンに異物が当たる(カラカラ・コツコツ)
「カラカラ」「コツコツ」「チリチリ」は、ファン周辺に異物が当たっている可能性があります。
吸気口から小さなゴミが入り、羽根に当たると音が出続けます。
- 放置すると
羽根が欠けたりバランスが崩れ、音が悪化することもあります。
設置のぐらつき・壁との接触(カタカタ・ガタガタ)
床が柔らかい、カーペットの上、壁に密着している場合、振動が増えて「カタカタ」音が出やすいです。
特に強運転時に目立ちます。
焦げ臭い・うなり音(ホコリ詰まりやモーター負荷)
焦げ臭い・熱っぽい臭いがする場合は、詰まりで内部が熱を持っている可能性があります。
これは安全面の観点からも優先度が高いサインです。
- 対策の考え方
まず停止し、吸気口・フィルターのホコリを除去。改善しないなら使用を控えて点検を検討します。
どれからやる?対策の優先順位
全部やる必要はありません。効果が出やすい順に潰していきましょう。
| 優先度 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | プレフィルター清掃・吸気口のホコリ除去 | すぐできて改善率が高い |
| 高 | 脱臭/集じんフィルターの状態確認(交換時期) | 臭いと風量の根本に効く |
| 中 | 加湿タンク・トレー・加湿フィルター洗浄(加湿付き) | 酸っぱい/カビ臭に直結 |
| 中 | 設置の見直し(水平・壁から離す) | ガタガタ音の改善に効く |
| 低 | ファン周辺の異物チェック(安全にできる範囲) | カラカラ音の原因になりやすい |
| 最終 | 焦げ臭・異常音が続くなら点検 | 安全面の出口判断 |
「詰まり→汚れ→湿気→異物→点検」の順番で見ると、無駄が少ないです。
今すぐできる改善方法
| やること | 手順の目安 | 改善しやすい症状 |
|---|---|---|
| プレフィルターを掃除 | 取り外して掃除機or水洗い→乾燥 | ブーン音、こもり臭 |
| 吸気口・排気口のホコリ除去 | 乾いた布・掃除機で吸う | 風が弱い、熱っぽい |
| 脱臭フィルターの確認 | 臭いが取れないなら交換検討 | 運転すると臭う |
| 加湿タンク・トレー洗浄 | ヌメリ除去→乾燥 | 酸っぱい/生臭い |
| 加湿フィルター手入れ | 取説どおり洗浄・交換 | 加湿時の臭い・音 |
| 設置を安定させる | 水平な床、壁から数cm離す | カタカタ・ガタガタ |
| 異物音は一度停止 | 異物が疑わしければ停止し確認 | カラカラ・コツコツ |
※焦げ臭い場合は、まず停止して冷ましてから対処してください。
改善しないなら使用を控えるのが安全です。
再発を防ぐ予防習慣
臭い・異音は「詰まり」と「湿気」で再発しやすいです。
頻度別に習慣化すると楽になります。
毎日(ついででOK)
- 吸気口周りのホコリをサッと払う
- 加湿運転した日は、タンクの水を放置しない(可能なら捨てる)
- 風量が上がりっぱなしなら、まずプレフィルターを疑う
週1
- プレフィルター清掃(掃除機で吸うだけでもOK)
- 加湿トレーのヌメリチェック(加湿付き)
- 本体が壁に当たっていないか確認(振動対策)
月1
- 脱臭フィルターの臭い確認(取れないなら交換検討)
- 加湿フィルター・トレーのしっかり洗浄(加湿付き)
- 異音が増えていないか点検
習慣化のコツは、「プレフィルターだけは週1」を固定すること。
ここが詰まらないだけで、臭い・音の両方が安定しやすいです。
まとめ
空気清浄機の臭い・異音は、まずフィルター汚れ(詰まり)と加湿部のヌメリ(加湿付き)が原因になりやすく、次に設置の振動やファンへの異物混入が音の原因になります。
改善の流れは、「原因を切り分ける → 詰まりと汚れを取る → 加湿部は乾燥と洗浄 → 設置を安定させる」これで多くのケースが落ち着きます。
最後に、問題点と改善策の対応表です。
| 問題点 | 改善策 |
|---|---|
| こもった臭い・ブーン音 | プレフィルター清掃+吸気口のホコリ除去 |
| 酸っぱい・カビ臭い | 加湿タンク/トレー洗浄+乾燥、加湿フィルター点検 |
| カラカラ・コツコツ | 異物の可能性→停止して安全に確認 |
| カタカタ・ガタガタ | 設置を水平に、壁から離す |
| 焦げ臭い・熱い | いったん停止→詰まり除去、改善しないなら点検 |
空気清浄機の「臭い」は水回り家電と原因が似る部分もあります。
あわせて 「加湿器の水漏れ対策」 を読んでおくと、タンク・トレーのヌメリ対策の考え方が共通で役立ちます。



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