玄関のニオイって、毎日通る場所だからこそ気になりやすいですよね。
- 「靴を脱いだ瞬間にムワッとする」
- 「来客前に慌てて消臭スプレーを振る」
- 「掃除してるのにまた臭う」
…こんな経験はよくあります。
実は玄関の臭いは、靴の中の雑菌臭だけが原因ではありません。
湿気・カビ・排水・建材・ペット・置きっぱなしの荷物など、いくつかの要因が重なって発生しているケースが多いです。
- 玄関が臭くなる原因を、チェック表でサクッと特定する方法
- 原因別に「効く対策」と「やる順番(優先順位)」
- 今日からできる改善テクニック(掃除・換気・除湿・靴ケア)
- ニオイを繰り返さないための予防習慣
「とりあえず消臭剤」から卒業して、原因に合った対策で玄関をスッキリさせましょう。
尚、玄関だけでなく、家全体の空気がこもっていると「玄関の臭い」も強く感じやすくなるので、まずは“部屋全体の臭い”の原因も一度チェックしておくと、切り分けが早いです。
まず確認!玄関が臭い原因チェックリスト
まずは“何が臭っているのか”を切り分けると、遠回りせずに改善できます。
下の表で当てはまるところをチェックしてみてください。
| 状況 | 起きやすい問題(臭いのタイプ) | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 雨の日・梅雨に特に臭う | 湿気由来(カビ臭・こもり臭) | 玄関床や下駄箱の湿り、結露、靴底の濡れ |
| 靴を脱いだ瞬間が強烈 | 雑菌由来(汗臭・酸っぱい臭い) | よく履く靴の中、インソールの汚れ、乾燥不足 |
| 下駄箱を開けると臭う | 下駄箱内の湿気・カビ・革臭 | 下駄箱奥のカビ、新聞紙や布の放置、除湿状況 |
| 生ゴミっぽい・下水っぽい | 排水・汚水系の臭い | 近くの排水口(洗面・キッチン・洗濯機)、床の水漏れ |
| 玄関マット付近が臭う | マットの皮脂・湿気・雑菌 | マット裏の湿り、洗濯頻度、乾燥状態 |
| ペットの出入りがある | ペット臭・粗相の残臭 | 壁・床のシミ、拭き取り不足、消臭方法の相性 |
| 新築やリフォーム後に臭う | 建材・塗料・接着剤の臭い | 換気不足、収納内部のにおいこもり |
| 収納がパンパンで風が通らない | こもり臭(混合臭) | 玄関の荷物量、下駄箱の詰め込み、換気ルート |
チェックできたら、次は原因を「カテゴリ」で整理します。
臭いは混在しやすいので、当てはまるものが複数でもOK。
原因が分かるほど、対策は短時間で効きやすくなります。
玄関が臭い主な原因一覧
玄関臭はだいたいこのあたりに集約できます。
自分の家がどれに近いか見ながら読み進めると、対策が選びやすいです。
| 原因の種類 | 具体例 | よく出る症状 |
|---|---|---|
| 靴の雑菌・皮脂汚れ | 汗・皮脂・角質、濡れた靴の放置 | 酸っぱい/ツンとする/靴を脱ぐと強い |
| 下駄箱の湿気・カビ | 結露、通気不足、新聞紙の放置 | カビ臭/もわっとこもる |
| 玄関床・タイルの汚れ | 砂・泥・雨水、皮脂、こぼれた汚れ | 土っぽい/湿った臭い |
| 玄関マット・スリッパ | 汗・皮脂、洗わない、乾き不足 | 生活臭/ムレ臭 |
| 排水・水漏れ・腐敗臭 | 洗濯機パン、洗面、床下の湿気 | 下水臭/生ゴミ臭 |
| ペット・食べ物・荷物臭 | ペットの体臭、段ボール、スポーツ用品 | 混ざった臭い/時間帯で変わる |
| 建材・収納のこもり | 接着剤、塗料、収納内の換気不足 | 化学臭/鼻に残る臭い |
ここからは、原因ごとに「なぜ起こるか」と「放置するとどうなるか」を具体的に解説し、最後に最短で効く手順に落とし込みます。
玄関が臭い原因の詳しい解説
靴の雑菌・皮脂汚れ(汗臭・酸っぱい臭い)
玄関臭の大本命はこれです。
足の裏は汗腺が多く、靴の中は密閉+体温で雑菌が増えやすい環境。汗そのものは無臭でも、皮脂や角質を雑菌が分解すると、ツンとした臭い(酸っぱい臭い)が出ます。
✅なりやすい使い方
- 同じ靴を連日履く(乾燥が追いつかない)
- 雨で濡れた靴をそのまま下駄箱へ
- インソールを洗わない・交換しない
✅放置すると
- 臭いが靴だけでなく下駄箱に移る
- 革靴やスニーカーの内部が傷みやすくなる
- 玄関全体が「こもり臭」に変化していく
もしも靴の臭いが強い場合は、玄関の対策より先に“靴そのもの”を改善したほうが体感が早いです(インソール・乾燥・ローテーションなど)。
下駄箱の湿気・カビ(こもり臭・カビ臭)
下駄箱は空気が動かない場所。
濡れた靴、湿った傘、マットの湿気などが持ち込まれると、内部に湿気が溜まりやすいです。
湿度が高い状態が続くと、カビ臭や“古い押し入れ”のような臭いが発生します。
✅なりやすい使い方
- 靴を詰め込みすぎて隙間がない
- 扉をいつも閉めっぱなし
- 除湿剤を置いても交換していない
✅放置すると
- 靴の表面や箱・布製品にカビが広がる
- 臭いが強くなり、玄関に入った瞬間に分かるレベルになる
- 収納材そのものに臭いが染み付く
下駄箱の“こもり臭”が強いときは、内部のカビ対策(掃除・換気・除湿)を一度リセットしておくのがおすすめです。
玄関床・タイル・たたきの汚れ(土・雨・皮脂)
玄関の床は外からの汚れが集まります。
雨水、泥、砂、道路の粉じん…そこに家族の皮脂汚れが混ざると、見た目はキレイでもニオイの元が残りやすいです。
特に濡れた日や湿度が高い日に、臭いが立ち上がりやすくなります。
✅なりやすい使い方
- 乾拭きだけ、もしくは掃き掃除だけで終わる
- 玄関の隅・段差・巾木周りが掃除できていない
- 濡れた靴の水滴がたたきに残っている
✅放置すると
- 雑菌が増えて“湿った生活臭”が定着
- マットや靴裏にも臭いが移る
- 玄関全体が重たいニオイになる
玄関タイルは“見た目がキレイでも臭いが残る”ことが多いので、「黒ずみ・泥汚れ」の落とし方もチェックしておいてください。
また、タイルの目地に黒カビが出ていると、湿った臭いが戻りやすいので、目地の対処が必要ならこちらもどうぞ。
玄関マット・スリッパの皮脂・湿気(生活臭)
マットは「足の裏の汗・皮脂」「靴裏の汚れ」「湿気」を吸いやすい場所。洗濯頻度が低いと、マット自体が臭いの発生源になります。
スリッパも同様に、汗・皮脂が蓄積しやすいです。
✅放置すると
- 消臭剤では追いつかない
- 玄関の中心に臭いの“芯”ができる
- 玄関掃除をしても臭いが戻る
玄関マットは洗い方を間違えると逆に臭いが残ることがあるので、正しい洗い方(頻度・乾燥・素材別)も併せて案内すると親切です。
排水・水漏れ・床下の湿気(下水臭・腐敗臭)
玄関の近くに洗面所・トイレ・洗濯機・キッチンがある間取りだと、排水の臭いが玄関に流れてくることがあります。
また、玄関框(かまち)周辺の床下に湿気が溜まっていると、カビ臭や腐敗臭が混ざる場合も。
✅チェックポイント
- 玄関近くの排水口から臭いが上がっていないか
- 洗濯機パンの排水トラップが乾いていないか
- 玄関の床が局所的に湿っていないか
✅放置すると
- 臭いが“下水寄り”に強くなる
- 室内側に臭いが入り、生活全体のストレスになる
※このタイプは掃除だけで改善しないこともあるため、早めの切り分けが大事です。
下水っぽい臭いが混ざる場合、玄関そのものより“排水側”が原因のことも多いので、排水臭の切り分けもこちらで確認できます。
ペット・段ボール・スポーツ用品などの混合臭
ペットの出入り、キャリー、フード、トイレ用品を玄関に置いていると、臭いが混ざりやすいです。
段ボールや紙袋も湿気を吸って“こもり臭”の原因になります。
部活バッグやシューズ袋なども要注意。
✅放置すると
- 臭いが混ざって原因が分かりにくくなる
- 何をしても「少し良くなった気がする」止まりになりやすい
ペットがいるご家庭は、玄関だけ対策しても部屋側から臭いが回り込むことがあるため、ペット臭の“発生源別”対策もあわせてどうぞ。
どれからやる?対策の優先順位
玄関の臭い対策は、全部やらなくて大丈夫です。
まずは「臭いの元を減らす → 湿気を減らす → 仕上げに消臭」の順で進めると失敗しにくいです。
| 優先度 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | 臭いの発生源を特定(靴・マット・下駄箱) | 元が残ると何度でも戻る |
| 高 | 濡れたものを入れない/乾かす | 雑菌・カビが増える条件を断つ |
| 中 | 下駄箱の換気・除湿(隙間を作る) | こもり臭の改善が早い |
| 中 | 玄関床・マットを洗浄(拭き掃除+乾燥) | 表面に残る臭いを除去 |
| 低 | 消臭剤・芳香剤で仕上げ | “隠す”より“整える”役割 |
考え方としては、「臭いを消す」より先に「臭いが出る環境をなくす」のがコツです。
原因が1つなら短期決戦、複数なら“高→中”だけでも体感が変わってきます。
今すぐできる改善方法
ここからは“今日からできる”改善策です。
できるものから1つずつでOK。効きやすい順に並べています。
| やること | 手順の目安 | 改善しやすい症状 |
|---|---|---|
| 靴をローテ&乾燥させる | 同じ靴は連日避ける/履いたら陰干し | 汗臭・酸っぱい臭い |
| 濡れた靴は下駄箱に入れない | 新聞紙や乾燥剤で水分を抜いてから収納 | カビ臭・こもり臭 |
| インソールを洗う/交換する | 洗えるなら中性洗剤→しっかり乾燥 | 靴を脱いだ瞬間の強い臭い |
| 下駄箱を一度“空気入れ替え” | 靴を出す→棚を拭く→扉を開けて換気 | 収納を開けると臭う |
| 玄関床を拭き掃除+乾燥 | 掃く→固く絞った布で拭く→乾拭き | 土っぽい・湿った臭い |
| 玄関マットを洗う・交換する | 洗濯表示に従い洗う/天日or陰干し | 生活臭・ムレ臭 |
| 除湿剤/重曹を置く(補助) | 下駄箱の奥・隅に置き、定期交換 | こもり臭全般 |
| 排水臭を疑うときは周辺確認 | 近くの排水口清掃・トラップ確認 | 下水臭・生ゴミ臭 |
補足として、“乾かす”が一番効く家庭が多いです。
臭いの多くは雑菌・カビが関係するので、湿気が減るだけで体感が変わります。
逆に、芳香剤でごまかすと混ざってキツくなることがあるので、改善が出てから仕上げに使うのがおすすめです。
再発を防ぐ予防習慣
玄関の臭いは「一度消えたのに戻る」ことが多いです。
理由はシンプルで、玄関は外から湿気と汚れが毎日入ってくる場所だから。
だからこそ、軽い習慣を回すだけで再発率が下がります。
毎日(1分でOK)
- 履いた靴はすぐ下駄箱に入れず、少し置いて湿気を飛ばす
- 玄関の扉や窓を短時間でも開けて空気を動かす
- 濡れた傘・レインコートは玄関に放置しない
週1回(5〜10分)
- 玄関マットを干す(洗うのが難しい場合でも“乾かす”)
- 下駄箱の扉を開けて換気(在宅中だけでもOK)
- 玄関床をサッと拭く(隅を意識)
月1回(リセット)
- 下駄箱の中を3割だけ減らす(詰め込み解消)
- 除湿剤・消臭剤を交換する
- よく履く靴のインソールを洗う/状態をチェック
習慣化のコツは、「完璧にやらない」ことです。
例えば“月1回の下駄箱リセット”だけでも、空気が動いて臭いが定着しにくくなります。
家族が多い家ほど、ローテと乾燥を仕組みにするとラクになります。
まとめ
玄関の臭いは「靴の汗臭」だけでなく、下駄箱の湿気・床やマットの汚れ・排水臭・荷物臭など、複数の原因が重なって起きやすいトラブルです。
だからこそ、最初にチェックして「自宅の臭いタイプ」を絞るのが近道でした。
改善の流れは、この記事の通り原因 → 対策 → 予防の順が基本です。
- まずは臭いの発生源(靴・マット・下駄箱)を疑う
- 次に湿気を減らして雑菌・カビの増殖条件を断つ
- 最後に消臭は“仕上げ”として使う
最後に、問題点と改善策を対応させて整理しておきます。
| よくある問題点(臭いの元) | 効きやすい改善策 | 再発予防のポイント |
|---|---|---|
| 靴の汗臭・酸っぱい臭い | ローテ・乾燥、インソール洗浄/交換 | 濡れた靴を収納しない |
| 下駄箱のこもり臭・カビ臭 | 扉開放換気、詰め込み解消、除湿 | 月1回の“収納リセット” |
| 玄関床の湿った臭い | 拭き掃除+乾燥、隅の汚れ除去 | 週1回の軽い拭き掃除 |
| マット・スリッパの生活臭 | 洗濯・干す、交換 | 週1で“干すだけ”でもOK |
| 下水っぽい臭い | 近くの排水口・トラップ確認 | 臭いが続くなら早めに切り分け |
| 混合臭(ペット・荷物) | 置き場所見直し、消臭より換気 | 玄関に置く物を減らす |
もし「掃除しても臭いが戻る」「湿気っぽさが強い」という場合は、住まい全体の湿気管理も関係します。
あわせて、部屋の湿気が取れない原因と対策(除湿の基本)のような記事も読むと、再発防止がしやすくなります。










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