扇風機を回すと「カタカタ」「ガタガタ」「ブーン…」と音が気になる。
風は出ているのに振動が増えて、床や机まで揺れる…。夏の必需品なのに、これだと落ち着いて使えませんよね。
ただ、異音やガタつきは“モーター故障”とは限りません。
羽根やガードの汚れ・バランス崩れ、ネジの緩み、台座の不安定、首振り部の摩耗、軸(シャフト)のブレなど、原因は複数あります。
原因を間違えると、掃除しても直らないどころか、部品が削れて悪化することも。
そこでこの記事では「原因 → 対策 → 予防 → まとめ」の流れで、まず確認するポイントから、今日からできる改善方法、再発を防ぐ習慣まで分かりやすく解説します。
- 異音・ガタつきの原因を早く絞るチェックポイント
- 音の種類別の主な原因一覧
- 手間が少ない順に試せる対策(優先順位つき)
- 再発を防ぐ掃除・点検の習慣と、修理/買い替え判断
まずは「どんな音がするか」「どこが揺れているか」をチェックリストで整理しましょう。
まず確認!扇風機の異音・ガタつき原因チェックリスト
異音は「音の種類」と「発生条件」で原因が絞れます。安全のため、作業は必ず電源を切ってから行いましょう。
| 状況 | 起きやすい問題 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 弱でもカタカタ揺れる | 羽根の汚れでバランス崩れ | 羽根・ガードにホコリが固着していないか |
| 強にすると急にガタガタ | ネジ緩み/台座不安定 | ガード固定ネジ、台座のぐらつき |
| 首振り時だけ異音 | 首振り部の摩耗/潤滑不足 | 首振りの切替部、カチッと固定できているか |
| 回り始めに「ゴリゴリ」 | 軸周りの汚れ/擦れ | 羽根がガードに当たっていないか |
| 「ブーン」が大きい | モーター負荷(汚れ/劣化) | 吸気部のホコリ、回転が重くないか |
| 一定周期で「コツコツ」 | 異物混入/部品の欠け | ガード内の異物、羽根の欠け |
| 机上/床が共振してうるさい | 設置面の共振 | 置き場所、滑り止めの有無 |
当てはまる項目が見つかったら、次の原因一覧で整理して「直しやすい順」に潰していきます。
扇風機の異音・ガタつき主な原因一覧
異音は「バランス」「固定」「摩耗」「負荷」のどれかが崩れると出やすいです。
| 原因の種類 | 具体例 | よくある音・症状 |
|---|---|---|
| 羽根・ガードの汚れ | ホコリ固着、油汚れ | ガタガタ、振動増 |
| ネジの緩み | ガード固定、羽根固定、支柱 | カタカタ、ビビり音 |
| 設置の不安定・共振 | 斜め床、机が薄い | 置き場所で音が変わる |
| 羽根の変形・欠け | ぶつけた、劣化 | 周期的な振動、コツコツ |
| 軸ブレ・ベアリング摩耗 | 長期使用、潤滑不足 | ゴリゴリ、金属音 |
| 首振り部の摩耗 | ギア摩耗、乾燥 | 首振り時の異音 |
| モーター劣化・過負荷 | ホコリ詰まり、寿命 | ブーンが大きい、発熱 |
ここからは原因ごとに、なぜ起きるか/放置するとどうなるかを具体的に解説します。
原因の詳しい解説
羽根の汚れ・バランス崩れ(ガタつきの最頻出)
羽根にホコリが固着すると、重さが均等ではなくなります。
その結果、回転のたびにバランスが崩れて振動が増え、ガタガタしやすくなります。
- なぜ起こる?
シーズン中の放置、キッチン近くで油汚れが混ざる。 - 放置すると
振動がさらに増えてネジが緩みやすくなり、異音が連鎖します。
まずは羽根とガードを洗って「バランスを戻す」のが最優先です。
ネジの緩み(カタカタ・ビビり音)
扇風機は振動するので、ネジが緩みやすい家電です。
ガード固定部・羽根固定部・支柱の接合部などが緩むと、ビビり音やガタつきが出ます。
- 見分け方
手で軽く押さえると音が変わる/強運転で顕著。 - 放置すると
さらに緩んで部品が割れる、羽根が擦れるなど悪化しやすいです。
設置面の不安定・共振(置く場所で変わる)
床や机が薄いと、扇風機の振動が増幅されて「うるさく感じる」ことがあります。
扇風機本体は正常でも、置き場所で音が変わるならこのタイプです。
- 対策の方向性
水平な場所へ移動、滑り止めマットを敷く、脚のガタつき調整。
羽根の変形・欠け(周期的な振動)
羽根が欠けたり曲がったりすると、回転バランスが大きく崩れます。
「一定周期でコツコツ」「強で急に暴れる」場合は疑いどころです。
- 放置すると
破損が進み、最悪は羽根が割れるリスクもあるため、使用停止・部品交換を優先します。
軸ブレ・ベアリング摩耗(ゴリゴリ・金属音)
長年使うと、回転軸やベアリングが摩耗して滑りが悪くなり、異音が出ます。
羽根を手で回して「引っかかり」「重い感じ」があれば可能性が上がります。
- 放置すると
モーター負荷が増え、発熱・停止につながることがあります。
首振り部の摩耗(首振り時だけ)
首振り機構はギアが動くため、乾燥や摩耗で音が出やすいです。
「首振りをONにした瞬間だけ音が増える」ならここが原因になりやすいです。
モーター劣化・過負荷(ブーン音が大きい)
フィルターがある機種は吸気が詰まると負荷が増え、うなり音が大きくなることがあります。
また、寿命が近いと「以前より音が太くなる」ことも。
どれからやる?対策の優先順位
全部やらなくてOK。直りやすい順に試しましょう。
| 優先度 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | 羽根・ガードの掃除(洗浄) | もっとも多く、効果が出やすい |
| 高 | ネジの増し締め | すぐできて再発も防げる |
| 中 | 設置の見直し(水平+滑り止め) | 共振系の異音に効く |
| 中 | 羽根の欠け・変形チェック | 危険度が上がるため早めに判断 |
| 低 | 軸の動作確認(回転の重さ) | 摩耗系の切り分けに必要 |
| 最終 | 交換・修理判断 | モーター/軸不良は限界がある |
今すぐできる改善方法
| やること | 手順の目安 | 改善しやすい症状 |
|---|---|---|
| 羽根・ガードを洗う | 分解→中性洗剤→乾燥 | ガタガタ、振動 |
| ネジを増し締め | ガード/羽根/支柱の固定部 | カタカタ、ビビり |
| 置き場所を変える | 水平な床、壁に当てない | 共振でうるさい |
| 滑り止めを敷く | ゴムマット等 | 机上のガタつき |
| 羽根の欠けを確認 | 欠けがあれば使用停止 | 周期的な振動 |
| 羽根の擦れ確認 | ガードに当たるなら位置調整 | ゴリゴリ音 |
| 首振りOFFで検証 | OFFで静かなら首振り部 | 首振り時だけ異音 |
補足:分解できる範囲は機種で違います。無理に分解せず、外せるガード・羽根の範囲で掃除するのが安全です。
再発を防ぐ予防習慣
毎日(使うついで)
- 風量を上げる前に「ガタつきがないか」軽く確認
- 異音が出たら首振りON/OFFで原因を切り分ける
週1
- ガード表面のホコリを拭く(羽根の汚れ蓄積を防ぐ)
- ネジが緩んでいないか軽く触って確認
月1(シーズン中)
- 羽根・ガードのしっかり洗浄
- 設置面の見直し(床の沈み・共振の確認)
習慣化のコツ:扇風機を片付ける前に「羽根を洗って乾かす」をルール化すると、翌シーズンのガタつきが激減します。
まとめ
扇風機の異音・ガタつきは、まず 羽根の汚れ(バランス崩れ) と ネジの緩み が原因になりやすく、次に 設置の共振 や 首振り部の摩耗、最後に 軸・モーターの劣化 が候補になります。
改善は、原因を切り分ける → 掃除と増し締め → 設置調整 → 破損や摩耗なら交換判断の流れが最短です。
| 問題点(原因) | 改善策 |
|---|---|
| ガタガタ・振動 | 羽根/ガード洗浄でバランス回復 |
| カタカタ・ビビり | ネジの増し締め |
| 置く場所でうるさい | 水平設置+滑り止め |
| 首振り時だけ異音 | 首振り部の摩耗/潤滑不足を疑う |
| ゴリゴリ・金属音 | 軸/ベアリング摩耗→点検・交換検討 |
| 羽根欠け | 安全のため使用停止→部品交換 |
関連して、回転系家電の異音は「汚れ→固定→摩耗」の順で切り分けると迷いません。
あわせて 「空気清浄機の臭い・異音の原因」 も読むと、異音の見分け方が横展開できます。



コメント